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KATSUYUKIKODAMA “ モノクロ、展。” @junhashimotoNAGOYA

June 30, 2016 19:26:19

皆様こんばんは。榊原です。

リフレッシュして戻って参りました。

本日は閉店後にLACHIC・POP UP SHOPの撤去を控えています。

さて。

6月最終日の本日。

皆様にお知らせがございます。

それではごゆっくりご覧下さいませ。

※長いです。

KK MONO PS

KK MONO PS 2

●イベント名:KATSUYUKIKODAMA “ モノクロ、展。”
●期間:2016年7月2日(土) 〜 7月17日(日)
●場所 : junhashimotoNAGOYA
●営業時間:11時 〜 20時
●定休日 : 水曜日

– コンセプト –

何色にも染まらない「黒」、そして、無垢な白。ロゴもなく、無機質で職人の息吹を感じるKATSUYUKIKODAMAが表現する、「モノクロ」アイテムのみを集めたカプセルコレクションを開催致します。代表作のバックパックに留まらず、期間中は幅広く展開させて頂きます。この機会に是非御検討下さいませ。

http://www.katsuyukikodama.jp

KK PR T 表紙

KK PR T 1

そのブランドはパリから始まった。
国内での実績、人脈などは一切顧みず異国の地でクリエイションを発信する。
それには理由があった。
デザイナーである兒玉勝之氏はメンズブランドののMD・デザイナーを経て独立。
その華やかな経歴とはウラハラにファッション教育を受けた経験は無い。
しかし幼少期からファッションへの情熱をたぎらせていた氏は、小学生時代の文集にまで将来パリの美術学校への進学希望の旨を記している。
まるで野球少年がメジャーリーグに憧れるかのように、氏はファッションの都パリへの情熱を忘れた事は無かった。
氏がブランド設立を考え始めたのは前職にて海外出張で渡仏した際。
パリの街並みに触れた瞬間に、あの幼い頃の情熱が溢れるほどに蘇った。
「やはり自分がやるべき事はこのパリで自身のクリエイションを発信する事。」
使命感にも似たその思いのまま、日本へ戻った氏は独立の準備を開始した。

KK PR T 2

KATSUYUKIKODAMAが初めて日の目を見たのは2012年1月。
パリの合同展「TRANOI」の秋冬シーズンがデビューだった。
この世界で1、2を争う巨大合同展には出店するだけでもいくつかのハードルがある。
「日本人デザイナーが単身パリにて有名合同展でデビュー。」
このような状況を聞いて華々しい姿を想像するだろうか?
しかし現実はそんなに甘くはない。初シーズンでの販売実績はわずか2店舗。
クリエイターとして実績があるといってもそれは日本での事。
兒玉氏本人を知る人間などパリには当時ほとんどいない上に、東京のトレンドとパリのトレンドにも乖離がある。
ユリウスやバックラッシュのレザーを想像してほしい。
あの洗いやしわ加工が施されたバッグ。それが当時のKATSUYUKIKODAMAの姿だった。
トレンドに迎合した物はパリでは通用しない。
前職からの知り合いである有名ショールームの社長からも当時のコレクションは酷評された。
1シーズン目にして打ちのめされた瞬間だった。
そして追い討ちをかけるかのように、2シーズン目には受注が0にまで落ち込む事になる。
しかし、そんな事でパリへの情熱は冷める事は無かった。

氏はKATSUYUKIKODAMA以外にOEM業を営んでいた。
周囲の目からはそちらに専念すればいいのではという声も少なくなかった。しかしそんな事は関係無かった。
クリエイションで成功しなければ意味が無い。
そして執念と言ってもいいくらいの情熱が初めて花開く事になる。
初めての手応えを感じた時には既に4シーズン目に突入していた。
周りから見れば何て諦めの悪いデザイナーだと思われていた事だろう。
きっかけになったのはイタリア出張時。
当時契約していた現地ショールームに出入りする関係者のスタイルがストリートよりになっていた事だった。
ファッション市場のトレンドは現在ラグジュアリーストリートと呼ばれるスタイルに席巻されている。Off-White(オフホワイト)、MARCELO BURLON(マルセルブロン)、VETEMENTS(ヴェトモン)etc…。
その片鱗が既にこの時垣間見られていた。
「モードでもアウトドアでもなく、トラッドでもない。新しいストリートスタイルのバッグが欲しい!」そういう直感が瞬時に働いた。
そこからKATSUYUKIKODAMAはバックパックに注力する事になる。
今までのモードなイメージからストリートへのシフト。
しかしただストリートに寄せるだけでは無い。
美しさがなければパリでは通用しない。美しさを引き出すには技術が必要だ。
パターンとシルエットと縫製。その全ての技術が必要となる。
自社工場を持つKATSUYUKIKODAMAにはそれらを実現する技術が既にあった。
点と点が線になった瞬間だった。
そこから試行錯誤を重ね、アイコンアイテムであるPACK-1が出来上がる事になる。

このPACK-1が予想を超えた反響を生む事になるとはまだ当の本人達すら気づいていなかった。
新作を引っさげて参加した5シーズン目。
ミラノの「マルコナ3」とのショールーム契約もスタートし、臨んだ展示会で思わぬ結果に見舞われる。
ヨーロッパの老舗有名セレクトショップや百貨店からの相次ぐ注文。(実際に取引に至ったブランドは限られるが)セールスも前年度に比較して3倍にまで膨れ上がった。
モード一辺倒からの脱却。
KATSYUKIKODAMAがカジュアルさという武器を持ち、ヨーロピアンニュートレンドを掴んだ、氏が初めてパリで成功を収めた瞬間だった。
そして現在は発表の場をパリのショールーム「NOSEASON」に移し、そのクリエイションは国内外を問わず脚光を浴び、有名セレクトショップ及び、百貨店にてセールスを拡大し、更なる輝きを放ち続ける。

KK PR T 3

KATSUYUKIKODAMAは自社工場で生産されている。
日本のファッション市場において全体の97%が海外生産であるのに対して、ブランドとして国内で自社工場を保有しているのは稀有な例だ。
自社工場を持つことには理由がある。
KATSUYUKIKODAMAの縫製は極めて複雑な縫製技術を駆使し生産されている。
その製品の特性上から、他社の工場では生産する事がそもそも不可能だ。
一般的に縫製工場の技術は工場ごとにある程度統一されている。
ならば複数の縫製技術が必要なKATSUYUKIKODAMAの製品を生産する事は事実上不可能。
できたとしても多大なコストがかかり、製品化は困難を極める。
この複数の縫製技術が一つの製品に混在するという、他ブランドとの圧倒的な差別化要素は自社工場が無ければ実現し得なかった。
逆説的に言うと、自社工場が他ブランドとの差別化を可能にしたと言い換えてもいい。
そしてクラフトマンシップを重視するブランドに共通するもの。それは「職人の育成」
シャネル、ルイヴィトン、グッチ、ボッテガヴェネタなど、名だたるラグジュアリーブランドは職人の育成にも余念がない。
つまりサプライチェーンマネジメントもブランドビジネスにおいて必須項目なのだ。
KATSUYUKIKODAMAは真のブランドの要素をここでも満たしている。
プレタポルテが生まれて以降、ディオールのライセンス商法、衣料品の低価格化、ファストファッションの台頭。

ファッション業界は大量生産・大量消費時代に突き進んでいっている中、カウンターとしてのクラフトマンシップ。
名ばかりでなく、「自社工場」「職人の育成」という生産背景。
今、時代が求めているのはそんな真のブランドだ。
KATSUYUKIKODAMAが日本のブランドの在り方をリードする存在となり、真のブランドとして認知される。それはそう遠くない未来なのかもしれない。

KK LACHIC別注 image cut 5

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KK LACHIC別注 image cut 10

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

皆様のご参加、心よりお待ちしております。

– 余談 –

こんな企画、前からありましたっけ?

_ ありません。

では何故、突然企画したかというお話。

お陰様でLACHICにおいて、KATSUYUKIKODAMAはMAGLIETTAと共に、多くの方にご好評を頂きました。

しかし、限られた期間・区画の為、6月末までという契約。

そんな中、

instagram上で、お客様からの1通のダイレクトメッセージ。

「7月に見たいのですが、何とかならないでしょうか…?」

…何とかします。

というのが実はきっかけです。(ちなみに昨日のお話です)

しかし、ただお見せするのは面白くない。

そう思い、思案した結果、今回の企画に辿り着きました。

ちなみにLACHICに私はほとんど立っていなかった為、KATSUYUKKIKODAMAを私自身から皆様へ御紹介したくてウズウズしています。

自信を持っている商品を皆様に御紹介出来る事ほど、楽しいモノはありません。

まずは一人のお客様に御紹介出来る事は確定しておりますから、今から楽しみです。

それでは宜しくお願い致します。

    – INFO. –


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