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【Designer’s voice】/ “ 商品にまつわる裏話 – vol.4 – ”

April 28, 2020 13:51:26

皆様こんにちは。榊原です。

昨日もご来店・お問い合わせ、誠にありがとうございました。

さて。早速ですが。

#必読シリーズである、

橋本氏による【Designer’s voice】のお時間です。

それではごゆっくりご覧下さいませ。

※長いです。

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【vol.1】からご覧になられたいお客様はコチラからご覧下さいませ。

↓↓↓

– アーカイブ –

【Designer’s voice】/ “ 商品にまつわる裏話 – vol.1- ”

【Designer’s voice】/ “ 商品にまつわる裏話 – vol.2- ”

【Designer’s voice】/ “ 商品にまつわる裏話 – vol.3- ”

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橋本氏の裏話 600 600 1

【NO.21】
スタイリング 600

– Designer’s voice –

“ スタイリング ”

ここ最近のjunhashimotoの方向性としてセットアップの提案が増えてきています。

所謂“ビジネススーツ”とは違うスタイル提案のなのですが、まぁセットアップで着とけば簡単にそこそこなオシャレ感を出せるのでお勧めなのですが、問題はスタイリング。
どうしても上下が揃っている条件なので、インナー勝負になるのですが、では何を着れば良いか?と言う話になります。
答えは簡単。 “白T”です。
白T着とけば大体OK。

白T無敵説なのですが、そんな白Tにも弱点が!
はい。“他の人と丸かぶりの可能性が高過ぎる“ですね。
そこで白T以外のセットアップのインナースタイリング提案です。

まずはトーンオントーン

セットアップと同色系で合わせるスタイルです。このスタイリングをする場合、色が濃い物より薄い色の時にやった方がオシャレ感を出す効果が強いので、淡い色合いの時にお勧めです。(2020junhashimotoの場合カーキのセットアップにベージュのTシャツ)

そして、差し色。

真逆の色合いですね。お勧めはインナーの色を蛍光色くらいのビビットなカラーで攻めた方が効果が強く出るので挑戦して頂きたい。
このスタイルを更に強調するなら靴も合わせるともっと良いと思う。変なTシャツとスニーカーに金出すくらいならユニクロでカラーTシャツ(五百円)とナイキ・アディダスあたりで色を揃えた物(1万円目処)を3セット位揃えてそれを着回した方が確実にオシャレに見えると思います。

あと番外編ですが、縦軸をセットにして上着だけ色を変えるスタイルも簡単かつオシャレ感でるのでお勧めです。
ブランドのデザイナーが言う事では無いかも知れませんが、ブランドに固執せず価格も考慮しながらスタイリングは楽しんだ方が良いと思いますよ。

【NO.22】
靴 600

– Designer’s voice –

“ 靴 ”

何度も出てきますが、僕はイタリアのCARPEDIEMと言うブランドで働いていたのですが、そのブランドの1番のヒット商品は靴でした。

アーミーブーツをベースに、独特のそり具合・おでこのボリューム・爪先の捨て寸バランス。そしてその素材の使い方。
このスタイルは今なお色んなブランドがやっていますが、間違いなくCARPEDIEMが起源だと思います。

当時イタリアで展示会を開催している時、某セレクトショップのオーナーが「先日プラダの展示会に行ったらCARPEDIEMと同じ様なスタイルの靴があつたよ!やったな!遂に本物になったな!」と上機嫌で喋っていました。(当時このショップはCARPEDIEM激推しでした)

と、まぁこのCARPEDIEMの靴は世界的に見ても“一つのジャンル”を作った訳で、そのジャンルが生まれる瞬間を体験してきた訳です。(Maurizioの考え方・職人とのやり取り・サンプルアップから生産過程などなど嫌と言うほど)
そんな自分が日本に帰ってきてブランドを立ち上げてしまった訳ですが、そのタイミングで靴が作れると思いますか?絶対に無理ですね。

本物を知ってしまっているので根本的なクオリティが出せない事を重々承知していたので、革靴は作らずスニーカーしか作れませんでした。

しかしjunhashimotoとして仕切り直し、色々とヒット商品を出す中で経験とコネクションも増えていく中で遂に革靴を作ろう!と言う気になりました
そこで打ち出したコンセプトが“Maurizioが絶対やらないシリーズ”イタリア在籍当時からMaurizioにはその木型を使ってドレスシューズとか逆にカジュアルなワークブーツとかあれば良くない?と提案していたのですが、やはりそこは趣味が合わず無視されていましたw  従ってその当時の思いを自分で消化してやろう。これなら追いかけ劣化コピーにはならないし自分のスタイルに合うはずだ、と。

そうしてCARPEDIEMの木型(ラスト)を解析し、更に日本人に合う様に甲の高さなどを調整。

その木型をベースにダブルモンクストラップの靴や、マウンテンブーツスタイルに当て込んだ物を作り続けています。
特にブーツは全体のバランスを見ながら良い感じで底上げ仕様にしているので、身長にコンプレックスある方には朗報です。身長にコンプレックスない人でも“足長くね?”と良く言われるみたいですよ。
そんな感じなので、スニーカー大全盛期の今でもコンスタントに売れ続けています。
個人的な感覚なのですが、 ここ最近“スニーカーばかりで飽きてきたから革靴履きたいなぁ”と言うモードが強まってきてると感じています。

どうです?一足早く足長ブーツ試すのは悪くない話ですよ。

【NO.23】
細か過ぎて伝わらないディティール 600

– Designer’s voice –

“ 細か過ぎて伝わらないディティール ”

たかだかTシャツにも自分なりのコンセプト・ストーリーを詰め込み、フルスイングで物を作っている訳ですが、自社webはじめ2行くらいで商品説明された場合、全くもって伝え切れていない商品が多々あります。

そんな中でも今季代表的な商品が “FRONT LEYER T-SHIRTS”と”COMBINATION S/S”
まずフロントレイヤーTシャツですが、読んで字の通り前見頃だけ二枚仕立てになっています。
なぜか?

夏のせいです。

基本Tシャツを作る時は厚手の生地を選びがちです。厚い方が引き締まって体が良く見えるからなのですが、問題はやはり暑い。そして硬い。

個人的にはそのくらいの方が好きなのであまり気にしませんが、今回非常に素敵な柔らかく薄い素材に出会い“この生地感のTシャツ着たい!”夏には最適じゃないか!“と惚れてしまいました。
しかし問題です。そう、おじさんの透け乳首問題。

さらにこの薄さで白色だと、胸毛まで透けるはず!そんなに透けるなら肌着着てもそれすら透ける。黒とかグレーなら大丈夫だけど、白はマズい。でもTシャツで白を外すわけにはいかない。でも街にスケスケおじさんを放流するわけにもいかない。。。
と葛藤の末辿り着いたのが、前身頃だけ2重にする事で着心地の良さと軽さはキープしながら自然に見せたくない部分を隠せる。
日本の真夏に対応した贅沢Tシャツが出来上がったのです。

そしてコンビネーションTシャツ。

商品名で“コンビネーション”と付けてますが、それは生地を2素材使いコンビにしているからです。
なぜか?

夏のせいです。

これも個人的な話ですが、サングラスが手放せません。
半分カッコつけなのですが、半分は夏の昼間の明かりだと目が痛いのです。サングラス無しで運転とかできません。
従って暗過ぎて、夜のサングラスは絶対にしないのですが、そこで問題。
日没後のサングラスの置き場所。
首元に掛ける。と言うのが一般的なのでしょうが、邪魔じゃないですか?ご飯食べる時とか結局どこかに置いてしまうし、それが原因で忘れるし。
そこで日本の夏の夜専用。サングラスをひっかけるだけの為にブラブラしないよう太めにしたピスネームをつけ、その部分をTシャツ生地じゃあサングラスの重さに負けてダラっとならない様にシャツ生地で補強しました。

だから2素材を使ったコンビネーションになっている。
ここまで書いて欲しいものですが、2行では無理なのでしょうね。

【NO.24】
ディテール 600

– Designer’s voice –

“ ディテール(detail)”

神は細部に宿る(God is in the details)」。これは近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエの有名な言葉であり、僕の好きな言葉の一つです。

建築・工業デザインこそそうでしょうが、服もディテールが大事。
シンプルになればなるほどそのディティールが生きてくるのです。
その洋服のディテールの中で最も大事。

ブランドの“顔”とも言えるネームタグについてです。

Junhashimotoの服を持っている人には判ると思いますが、真っ黒です。
物の本質を求め続けている中で“ブランドネーム“と言う物に疑問を持ち出しました。
ブランドロゴを前面に押し出し、それを見た人が”あぁ限定品が多いレアなブランドだ“とか”ジャスティンビーバーが着ているTシャツに5万以上する高級ブランドだ“と言う認識を持たせる。そこに洋服の本質は全くない。

でもブランドにロゴは必要だ。そこに共有感と信頼を持たせる為に。
そんなこんなを考えてる時に“もし渋谷駅前に巨大な看板出すとしたらどう言う看板にするだろうな?”なんて妄想をしていたのですが、そこにブランド名をどーんと出してそのブランド名をゴリ押し・すり込みして行くスタイル(テレビCMで商品名を連呼するような)やり方は好きではないし、そう言う広告方法で釣られるような人たちには客になって欲しくない。そう言う人たちに僕の服は合わない。と言う結論に。

そして“完全に真っ黒な看板に少しだけ色を買えた黒でロゴを入れる広告”がちょうど良いとの結論に。

ガチャガチャした渋谷のなかでいくら目立とうとしても余計にガチャるだけ。逆にそう言うところに黒のスペースができると“なんだこれ?”とわざわざ見にくる人は居ると思います。その人がじっくり見てみるとブランド名が書いてあることに気づく。

そう言う探究心のある人に名前を覚えてもらいたい、そんな広告を思いついていました。

そのアイデアをjunhashimoto立ち上げ時に顔のブランドネームとして表現できないか?しかもネームタグと言うのは見た目だけでなく、首とか腰に当たる時がある。固かったり、縫い目で角ができてはならない。着用時にユーザーにストレスを与えてはならない。と言う観点からベースになる素材をラムースと呼ばれるフェイクスエード。

それにシリコンで立体化させたロゴを貼り付ける。と言うタグに辿り着きました。(コスト高し)

そうしてもう一つ大事だけど大嫌いな物。

“洗濯ネーム”

服には絶対付けなくてはいけない洗濯ネーム。あいつのせいで最後の最後で服の見栄えが台無しになっていると思っているのは僕だけなのでしょうか?服なんて普通に使って普通に洗えば大体大丈夫なんですけどね。できれば付けたくありません。しかしそこは世界的なルール。守ります。
守るけど、じゃあそれなりに洗濯ネームもデザインしてやろう。と。

そこで、ルール的に色々表記しなければいけない情報は裏に行く様にして、表面には至ってシンプルな世界基準の選択表記のみ。更にサイズ表記(jhでは1〜6の数字を採用。これもCARPEDIEMが起源)をドットの数で様にしてみました。こうする事でこの服の必要最低限の情報が一目で分かるし、タグ自体が見えた時も邪魔にならない。と言う考えです。

お持ちの洋服見てみてください。洗濯ネームみるとそのブランドの拘りが分かるかもしれませんよ。

【NO.25】
マルチスポーツウェア 600

– Designer’s voice –

“ マルチ・スポーツウェアブランドを作る。”

そう決めた時、既存の“スポーツブランド”に対しての不満は何か?と考え直した時、
真っ先に思いついたのが“洗濯ネーム”です。

“スポーツブランド“と言っている癖に服の内側に堂々と洗濯ネームが付いている、そのままスポーツしていたら邪魔で仕方ありません。

しかも昨今グローバル化し過ぎて数カ国語の言葉で書かれた洗濯ネームが短冊の様に付いています。
流石に付けたまま着ている人は少ないかも知れませんが、スポーツウェア買う度に毎回洗濯ネームを切る儀式を行わなければならず、いつも面倒な思いをしています。しかも絶対に切るので、洗濯の注意事項は全てなくなるわけです。
この洗濯ネームを付けなくてはいけないルール。全く意味をなさないのがスポーツブランドでは如実に現れています。
そこで、それを改善しつつマークを使わないシンプルブランドとして“究極のシンプル”の表現として“洗濯ネーム専用ポケット”を付けてしまおう。

それをTFW 49のディテール・アイコンとして活かして行こう。

とのアイデアで、まず殆どのアイテムに洗濯ネーム専用ポケットを付け、その中に洗濯ネームを縫い付けています。ですから着心地に全く影響せず、見た目のミニマルさも完璧なのです。更にポケットサイズは鍵とかカード位が丁度入る位に設定しているのでジョギング時にちょっと便利にしています。

そしてネームタグ。

ブランド立ち上げ時はかなりのミニマルさを追求していたので、洗濯ネームを排除したのならネームタグすら邪魔だ。と言う事で紐に「TFW 49」とプリントしたものをループ状に付けるだけ。

と言う方法を採用していましたが“ゴルフに特化する”と言う重心変更を行うにあたって“ある程度前に出る・でも邪魔にならない・そして機能的である”と言う3つの要素を踏まえたネームタグを作りたい!と捻り出したのが、ベルクロのメス面にブランドロゴを刺繍してワッペン化する。と言う手法です。 “前に出る‘’と言うポイントはワッペン化する事で、服の中では無く、外に付ける。イメージではプロゴルファーのスポンサーワッペン的な感じ。

‘邪魔にならない’前に出すが邪魔にならない。まさしくjunhashimotoのブランドロゴ・コンセプトです。

黒✖黒。素材の質を変える事でブランド名が浮かび上がる様に。 ‘機能的である’ゴルフをするにあたり、グローブの取り回しが面倒です。パター 時に外したり、トイレの時も外す。グローブを外した時の置き所に毎回やきもきしていたのですが、ワッペン自体がベルクロ地なので、グローブのベルクロ部分と簡単にくっつくのです。これを使うとスマートにゴルフができますよ。

機能的ネームタグ。今まで見た事なかったのですが、TFW49にはぴったりなタグを作れたと思っています。

【NO.26】
マーケットリサーチ 600

– Designer’s voice –

“ マーケットリサーチ ”

たまに「リサーとかします?」と言う質問されます。

答えは「No」ですけど、「YES」でもあります。

まず、雑誌読まないし買い物も行かないので一般的な“リサーチ“と言う行動は殆どしてないと思います。
しかし、打ち合わせをしている時とか、電車に乗った時など人に会っている時は良く見ています。「この服のこのディテールいいなぁ」「この色の組み合わせカッコ良い」「この素材感触りたい」とか。逆に変な服着ている人でも「なぜこの人はこの服を買ったのか?」「この服の良い所を1つでも探してみよう」とか。老若男女問わず目に入ってきたものは全てチェックしているのでそれを‘リサーチ“と言わればメチャリサーチしています。

映画とか見ている時もかなり服のディテールとか見てるのですが、こう言う時よくあるのが見間違い。

絶対そんな事になってる筈が無いのに影の具合で腕の部分が切り返しになってる様に見えたりした時に「こう言うのカッコいい」とワザと思い込んでその見栄えをディテールに落とし込んだりする事も多々あります。

そう言う“見間違いシリーズ”で僕が一番気に入ってるのが “side tuck pants’

数年前、イタリアのPITTI UOMOに出展していた時、フィレンツェからミラノに移動して更に展示会をしていました。

そのフィレンツェ−ミラノ間の電車移動中。前席のお金を持ってそうな空気をムンムンさせたオジ様が偉そうに足を広げて座ってたので後ろの席からはその足が結構見えてました。そしてその素材自体がいい感じの素材だったので初めは「何の素材だろうか?」と妄想していたのですが、よく見ると変な所にタックが入っている事に気づきました。そう、ポケットギリギリの所に入っていたのです。(見間違い)

丁度その頃からタイトパンツ一択→タックの入ったゆったり系が来る事は分かりきっていたのですが、タイト&アンクル丈に慣れ切っていた人達にいきなりタック入りパンツとかを提案しても受け入れ難いだろうと。何か良い提案は出来ないのか?と模索している時だったので「これだ」と閃いたわけです。

まずは“タックが入っている‘と言う事実を受け止めて貰う事が大事なので、パンツの型自体は細身。タック自体もポケットのギリギリポジションに付けているので目立たない。さらにタック自体も浅めにしているのでシルエットも絶妙に腰回りがゆったりするくらい。
と、タック入りパンツ入門編としてのパンツを完成させたのです。

このside tuck pantsとeasy tuck pantsは今だにjunhashimotoの2大美脚タックパンツとして今なお君臨しております。

【NO.27】
タキシード 600

– Designer’s voice –

“ タキシード ”

多分普通に生きていれば着ることの無い服ですね。
着ていく所が無い。

なんだか高そう。
着こなしのルールが難しそう。
こんなイメージがあるのでしょうね。(僕もそうでした)
そんな折、とあるパーティーの招待があり、その招待状のドレスコードには“平服でお越しください”とありました。
しかし、そのパーティー自体はとある会社の創立パーティーで結構な場所で行われていたのですが、主催側としては「気を使わず来て欲しい」と言う心遣いだったのでしょうが、実際のパーティー会場には本当に普通の格好の人たちだらけで全く持ってパーティー感に欠けていました。
これでは本末転倒だと感じ、パーティーは行くだけで無く、参加する人等自体が“華”であるべきだ。と。
そこでドレスコードに付いて色々調べて見たのですが、メンズの場合逆に難しく、スーツにネクタイしとけばOKみたいな感じ。そうなった時結局、黒のスーツ着とけばOKなのですが、全く面白くも無くドレスアップ感も無い。
そこでタキシードと言う選択肢になるのですが、これまた何処にも売ってないし、売っていても高いか結婚式のレンタル服の様なちょっとアレなやつ。
作るしか無い。

タキシードの歴史・ルールを調べてみたのですが、これまた決まったルールも無い。そうなれば着こなしのシチュエーションを創造してやろうと。
そう言う事で“カジュアル・タキシード”をコンセプトに製作開始。

イメージとして、結婚式の二次会程度(ジャケット着とけば安牌くらいのドレスコード感)でもタキシード着てけばいいんじゃない?みたいな着方を提案したく、また上下別で着れる様、シルエット・着丈感も調整しました。
(ラルフローレン氏がデニムにタキシードジャケット着てた様に)
パンツも側章ついたパンツでアーミーシャツとか合わせるとオシャレです。
勿論正式に蝶ネクタイとカマーバンドつけてバシッと決める事も可能。
上下別々に着れる。
結婚式二次会くらいならインナーにモックネックで合わせる。
ブラックタイがドレスコードでも勿論大丈夫。

そんなタキシードを作ったのはもう5年程前。そのタキシードの究極バージョンが2020年春夏モデルとして誕生しています。
メチャ綺麗でドレッシーな生地で作ったのですが、写真では絶対に分からないのが残念で、実はこの素材ジャージなのです。スポーツできるくらいの。

しかも裏地がサテン生地の様に艶が出ているのでラペルも側章も生地を裏返しているだけ。余分な素材を組み合わせていないので“フル・ストレッチジャージ”なのです。
これならば着一晩遊び倒してそのまま寝ても快適なのです。

コロナがひと段落したらパーティーしたいですね(マスク着用で)

【NO.28】
SHINJI KAGAWA 600

– Designer’s voice –

“ SHINJI KAGAWA ”

芸能人を始めとした著名人と呼ばれる人達がいます。
僕は以前からその“著名人“の中でもスポーツ選手とミュージシャンは特別視していました。

理由として“理屈抜きに感動を与えられる人たち”だからです。

そんな中自身としても小中学校とサッカー少年をしていた事もあり、サッカー選手に対しての尊敬はかなりの物があります。
話は逸れますが、言葉が喋れない僕がイタリアに行けた理由は当時、CARPEDIEMのMaurizioがペルージャ時代の中田英寿と出会い、その時のイタリア語がメチャ上手で理由を聞いたら「イタリアに来て覚えた」と言う事で「お前もイタリアに来て言葉を覚えれば良い、だから来い」と言う事でイタリアに行けた。と言う経緯もあります。中田さん、ありがとう

そんな中、知人の食事会で丁度ドルトムントからマンチェスターユナイテッドに移籍する直前の香川真司と出会う事に。
その時彼のサッカーに対する姿勢、プロとしての意識。を直接聞けて非常に感銘を受けました。更にその直後「お店に行きます!」と言う事になり、色々買い物をし、その時買ったパンツを履いてマンチェスターユナイテッドの契約発表でユニフォーム着ていた時はかなり嬉しかった事を覚えています(件の18cmパンツ)

以降、日本に帰国した際は必ずと言っていいくらい店に寄ってくれたり、僕がマンチェスター・ドルトムントに行った時も色々話したり。と仲良くさせて貰っているのですが、前回ドルトムントに行った時に「アクセサリーに興味がある。何か自分のオリジナルを作れないか?」と言う話になり、まさかの香川真司専用リングを作る事になりました。

基本僕は何かを持ち掛けられたら打ち返す様にしているのですが、特に香川真司からのオファーは楽しかったですね。

そうして色々コンセプトと方向の話を交わしながら、色々な意見を交換し出来上がったのがSKリング。
サッカー的なイメージの一つとしてボールを形成する6角形をモチーフに立体化、シンプル好きの僕として余分な飾りは付けたくなく、でもアイコニックナンバーの23も入れなければ。と言う事で敢えて裏側に。握手する時とか手を振る時に番号が見える。と言う仕様に。

無事納品し気に入って貰えたのだが、そんな中バングルも欲しい!
と言う流れになり、バングルもリングと同じコンセプトで作る事に。

バングルの場合、裏のパーツが2つになるのでそこのナンバーは代表の10と23に。

この作品(今は売らないので商品ではない)本当に二人だけの間でコッソリやっていて日の目を浴びないのは勿体無いので、今回許可を得て載せてみました。

今度このセットを付けた香川真司も登場してくれるらしい。

【NO.29】
ラップコート 600

– Designer’s voice –

“「ラップコートの元ネタって何処のブランドなのですか?」”

数年前、とある知人の質問です。

驚愕でした。

唖然としてる僕に対し更に「あれだけ同じ様なコートが色々なブランドから出てるから、何処かのメゾンが出てたコートが元になってるのかと思って」と言う追い討ち。

ラップコート、確かに同じ様なコート色々見かけます。
断言しますが、アレはjunhashimotoのオリジナルです。

この形になるまで3段階の変化で今に至ってるからなのです。

まずは元々作っていたワークコート(2009年)と言うのがあり、それはショップコートの様なパッチポケット付きのシンプルなコートでした。
そしてある日、テレビを見てたらツイッギー(ミニスカートを世に広めたで有名なモデル)の来日映像が流れててその時彼女が着てたコートが素敵だったのを頭に残しました。そしてそのイメージをワークコートに入れ、フロントをアシンメトリーにして襟を高めに設定したコートを提案。(この時wrap coatと命名2013年)

そして2014年。とあるメルトンに出会い、余りにもその素材感に惚れ込んでしまった為、この素材をどうすれば一番生かせるか?を考えた時、襟元のボリュームを出す為に使えば良い。それならばフロントがアシンメトリーになっているラップコートをベースにフード化してしまえば更にボリュームが生きるのでは?と。

それで作られたのが現在のwrap coatなのです。

そこに“何処かのブランドのアレ”みたいな要素はないので、自分としてはオリジナルだと言い張っています(偶然何処かで同じ様な物がある可能性は否定しませんが)それでもまぁ2014年なので結構前から作っています。

さて、そんなラップコートの愛用者の一人が吉田麻也!

僕の少年サッカー時代はずっとセンターバックだったので、ディフェンダーには他人に思えない感情がありましてw
しかも知り合った時に「サッカーのモチベーションって何?」と言う質問で即「得点です」と斜め上の答えが余りにも刺さりましてね。虜ですよw

そんな彼もよくお店に来て買い物してくれるのですが、その中でもこのwrap coat を愛用して貰い(しかもよく似合う)さらに「これ着ていると凄く褒められる!」と言うメッセージをくれたりしています。
そんな彼も今やセリエAのプレイヤー。

またイタリアでサッカー観戦がしたい!

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最後までご覧頂き、ありがとうございました。

ご参考にして頂ければ嬉しいです。

– INFO –

【今日、やってるの? 、疑問のお客様へ】
INFO CRN 2

コツコツ 600

コロナ対策 600 600 1

【 GW・特別企画 】
BJG image cut 1

●イベント

“ bagjackgolf / バッグジャックゴルフ POP UP SHOP ”

【20春夏・モア バリエーション】

●趣旨

2020年の1月に地方初のローンチイベントとして開催させて頂きました、
バッグジャックゴルフのポップアップイベント。
大好評につき、第2弾を期間限定で開催いたします。
期間中は2020年春夏コレクションを中心に前回人気だった
ベルトや新作のヘッドカバーをご用意いたしました。
※一部、生産の都合により受注オーダー分もございます。

質実剛健で唯一無二な製品を追求する企業理念に則り、
選びぬかれた素材・パーツと、そのこだわり・機能美を、
アパレルから、バッグ、アクセサリーまでのトータル展開で魅せる、
新たなゴルフラインをぜひご堪能くださいませ。

●日程

2020年4月29日(水) – 5月10日(日)【15日間】

●場所

junhashimotoNAGOYA

【 やるなら、今。】
DS 0401 600 600 1

●イベント名

“ DOUBLE STAMP CAMPAIGN ”
【購入時、スタンプ2倍】

●日程

4月1日(水) ~ 4月30日(木) / 期間限定開催

●開催店舗

・junhashimotoNAGOYA店

【NAGOYA LIMITED ITEM / 販売中】

■EASY TUCK PANTS – ライトネス・パンツ -【NAGOYA LIMITED】
1072012036 / OLIVE / 2・3・4・5 / ¥28,000+tax

1072012036 INFO 2

1072012036 INFO 1

■NGY TEE – NAGOYA LIMITED -【TFW49】
T102012013 / WHITE・CHARCOAL・BLACK / 2・3・4・5 / ¥8,000+tax

T102012013 ALL image cut 1

■FABRIC MIST / junhashimoto × AROMA HOLIC【NAGOYA LIMITED】
WILD MINT / 250ml / ¥1,800+tax

AHJHN image item 1
洋服のケアに留まらず、布製品や、靴、鞄の内側など、様々な箇所に使える「ファブリックミスト」。
そんなAROMA HOLICの良さをすっかり体感し、思わず【NAGOYA店で扱いたい】と思ったのが、起承転結の「起」の部分です。

そこから、一番気に入った匂い、「WILD MINT (ワイルド ミント)」を用い、正式にjunhashimotoコラボ商品として、ラベルデザインを変更致しました。

市販のモノと中身は変わりません。

それ故に、価格も据え置きの1,800円にしております。

ただ、見た目をjunhashimoto仕様に変更しておりますので、

junhashimotoをご愛用に皆様のお手元に置いて頂きたいです。

(こちらのデザインボトルはjunhashimotoNAGOYA店のみの専売商品となります)

AROMA HOLIC BASE DATA

【キャッシュレス】
キャッシュレス 3

【メルカリの売り上げ金、NAGOYA店で使えます。】
paypay melpay logo

 

【PRIVATE BOX / プライベート ボックス】

事前にNAGOYA店にお電話(052-241-9988)もしくは、メール(info@junhashimoto-nagoya.com)に

・ご来店日時

・目的(探している商品)

をお知らせ頂ければ、そのお客様のご要望に沿うアイテムを私達で可能な限り、提案出来るよう、準備をさせて頂きます。

【お直し、承ります。※他ブランド歓迎】

【NAGOYA・スタンプカード】

【スタンプカード・解説】

●10000円で1スタンプ。
・1列溜めて頂くと 2,500円の値引き券。

・2列溜めて頂くと 5,000円の値引き券。

・3列溜めて頂くと、10,000円の値引き券。

・4列溜めて頂くと、15,000円の値引き券。

・5列溜めて頂くと、20,000円の値引き券。

(溜める量が増えると共に還元率は上がるシステムになっております。※2列目から3列目の上がり幅にご注目下さい。)

2枚以上溜めて頂いての併用も可能となっております。

※通信販売の場合でも、金額分捺印(金額は四捨五入)させて頂いた状態で商品と同封させて頂きます。

– 通信販売について –

※お電話1本で簡単に通販対応は完結しますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

事前カード 1

事前カード 2

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junhashimoto NAGOYA
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-25-31
TEL:052-241-9988
営業時間:11:00-20:00
定休日:なし ※2020年1月〜
http://junhashimoto-nagoya.com
info@junhashimoto-nagoya.com
【SNS】
・twitter / jh_nagoya
・instagram / junhashimotoNAGOYA
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